公認会計士の試験のレベルは?
公認会計士試験は難関試験です。合格するのはそう簡単ではありません。ただ、新試験の導入によって、以前よりは目指しやくなったと思います。
新公認会計士試験は短答試験免除制度を採っています。一度短答式試験に合格すると2年間短答式試験を受けなくて済みます。2年間という限定付ですが、短答式試験に合格すると論文式試験に集中できます。論文式試験も期限付きではありますが、科目別合格制をとっています。2年間ではありますが、合格した科目については試験を免除されるのです。
この二つの新しい制度によって、公認会計士試験がかなり楽になり、合格の可能性が高まったと思います。近年合格者も増えてきていますし、難しいのを理由に諦めてしまうのはもったいないと思います。
参考として、過去数年の一次試験(短答式試験)と二次試験(論文式試験)の受験者数、合格者数、合格率を紹介しておきます。平成18年度からは新試験に移行しますが、公認会計士試験の難易度を知る意味で参考になると思います。
[平成17年]
受験者数15,322 一次合格者3,510 二次合格者1,308 合格率8.5%
[平成16年]
受験者数16,310 一次合格者3,237 二次合格者1,378 合格率8.4%
[平成15年]
受験者数14,978 一次合格者3,404 二次合格者1,262 合格率8.4%
平成17年は受験者数が減りましたが(新試験へ移行前の最後の年だからかもしれません)、ここ6年ほど毎年受験者が増えていました。合格率は近年ほぼ8%位で推移しています。