合格後は(公認会計士)
公認会計士になるためには、公認会計士試験に合格するだけではダメです。まず、2年以上の業務補助を行う必要があります。2年間以上、公認会計士または監査法人を補助する業務などに従事することになります。
かつては、業務補助は試験合格後に行うこととされていました。合格前の業務補助は業務補助の機関にカウントされなかったのです。新制度では改められ、業務補助は公認会計士試験合格の前後を問わないことになりました。従って、既に業務補助に従事していた者は、合格後に改めて業務補助に従事する必要がなくなりました。
合格後には実務補修も必要になります。公認会計士となるのに必要な技能を、実務補修団体等において学ぶことになります。実務補修では、所定の単位の取得が要件となっています。全過程を終了すると、公認会計士協会が実施する「統一考査」を受験します。 「統一考査」に合格すると、内閣総理大臣により実務補習修了の確認を受けます。その後、公認会計士登録をして、公認会計士として働くことになります。
なお、公認会計士は日本税理士会連合会に備える税理士名簿に登録すると、税理士になることが出来ます。税理士としての業務を行いたい人は、税理士名簿への登録もすることになります。