本・参考書・問題集(公認会計士)
予備校や通信講座を受ける場合、予備校や通信教育で指定されたテキストや参考書を中心に勉強することになります。予備校の講座で使用したテキストは予備校が長年の間に培ったノウハウがつまっていおり、非常によくまとまっています。予備校や通信講座のテキストを中心に、足りないところを参考書や問題集で補うのがよいのではないでしょうか。
独学の場合、定評のある参考書や予備校のテキストを使うのがいいと思います。あまり専門的過ぎるものは避け、税理士試験に特化した本を使うのがいいと思います。必要に応じて過去問集や問題集を使うのもいいと思います。問題に慣れ、アウトプットの能力を高めることが出来ます。
平成18年から新公認会計士試験が実施されますが、過去問集が役に立たなくなったわけではありません。過去問集の重要性は変わることはないでしょう。参考書やテキスト、問題集を使うときの注意点ですが、あまりに多くの参考書に手を出してしまうのはよくありません。結局どの参考書やテキストも中途半端になってしまうことが多いからです。少数の参考書やテキスト、問題集を繰り返し学習するのがテキストや参考書を使いこなして勉強するコツです。
公認会計士試験には企業法(必須科目)や税法(必須科目)、民法(選択科目)という法律科目もあります。法律を勉強する場合、六法が欠かせません。コンパクト六法(岩波書店)、ポケット六法(有斐閣)などの小さなサイズの六法でもいいので、新しい六法を一冊用意したいところです。予備校等で指定された六法がある場合は、それを使うのがいいと思います。大学等で六法を使っている人は新たに購入する必要はないでしょう。
六法について、注意点があります。古い年度の六法は使い物にならない場合が多いのです。古本屋等で昔の六法が安く売っていたりしますが、六法は最新のものを購入しましょう。また、毎年新しいものに変えるのが望ましいです。
法律は毎年改正されていますので、古い六法では役に立たない場合もあるのです。特に、平成17年に新会社法の創設と商法の平仮名化・口語化という大改正が行われました。今後の試験は新法に基づいて行われるので(念のため、必ず確認してください)、新法に対応していない六法は全く役に立たない可能性があります。